近視進行抑制治療
お子さまの近視に関心をお持ちの方へ。
当院ではリジュセアミニを使用した近視の進行抑制治療を行っています。
1日1回寝る前にリジュセアミニを点眼することで、現在の近視の進行を抑える治療です。リジュセアミニは参天製薬とシンガポール国立眼科・視覚研究所であるシンガポールアイリサーチインスティテュートにより共同開発され、2024年12月に厚生労働省から製造販売が承認されました。眼球の前後の長さが伸びるのを抑えることで近視の進行を抑制することが期待できます。
※この治療は、現在の近視を進みにくくすることを目的とするものであり、近視を治し裸眼視力を回復させる治療ではありません。また自由診療となっています。
近視は、眼球が前後に伸びてしまい、物や文字がぼやけて見える状態のことです。この眼球の成長は、身体の成長と関係しており、特に子供の頃に急激に進むことがあります。
現在、小学生の約4割、高校生の約7割が裸眼視力1.0未満と報告されており、外で遊ぶ時間が減り、スマホやゲームなど、近くを見る作業が増えたことが影響していると考えられています。
近視が進行すると、大人になってから目の病気(緑内障、網膜剥離など)になるリスクが高くなります。小児期に近視がこれ以上進まないように抑える治療で未来の視力を守り、目の病気になる可能性を減らすことができます。
・5歳から15歳までの軽度から中等度の近視の方
・治療プログラムに沿った通院が可能な方
・医師から適応と診断された方
保険診療で、医師から近視進行抑制治療が適応と判断された後
検査料 2,000円
リジュセアミニ1ヶ月分 3,900円
検査料 2,000円
リジュセアミニ3ヶ月分 11,700円
検査料 2,000円
リジュセアミニ3ヶ月分 11,700円
※コンタクトレンズ処方など、別途検査を希望された場合は追加料金がかかる場合があります。
リジュセアミニは1箱30本入りで3,900円です。価格はすべて税込価格になります。
・ リジュセア®ミニ点眼液0.025%による近視進行抑制治療は自由診療であり、保険診療と同日に行うことはできません。
・ 点眼によるアレルギーなどの有害事象への治療なども自由診療扱いとなります。
・ リジュセア®ミニ点眼液0.025%の副作用等で治療を中止した場合、一旦処方した点眼薬については原則として返品・返金に応じることはできません。
就寝前に点眼しても、翌日までまぶしく見えることがあります。見えにくさを感じる時は、激しい運動や遊びは控えてください。
眼球の成長は10代後半まで続く可能性があるため、治療は10代後半まで継続することが推奨されています。また医師の指示なしに点眼を中止すると近視が急に進むリバウンドが生じる可能性があります。
羞明(まぶしく感じる)、霧視(霞んで見える)などの報告があります。これらの症状、その他にも何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご相談ください。当院では初回は1箱のみ処方して副作用の確認をしています。
残念ながら効果が出にくい場合もあることが報告されています。
現在のところ報告されておりません。
可能です。コンタクトレンズを外した後に点眼してください。