投稿日:2017年09月04日
今年の8月は例年に比べてアデノウイルスで受診される方が多かったです。
流行性角結膜炎(はやり目)は夏季に流行します。
潜伏期間は1~2週間
主な症状:結膜の充血、結膜の水ぶくれ、目やに、まぶたのぶつぶつ、耳リンパ節の腫れ
まぶたの裏側に偽膜という白い膜ができることもあるので、この膜をはがす必要があります。
黒目に傷がつき、跡が残る角膜混濁になることもあります。
そうすると視力低下にもつながります。
きちんと指示されたように眼科を受診し、処置を受けなくてはいけません。
感染拡大防止のために(空気感染はしません)
・石鹸と流水で手洗いをする
・患者さんのタオ・ルハンカチなどは家族のものと別にする
・枕やシーツなど目やにや涙が付着する可能性のあるものは共有しない
・目薬の貸し借りはしない
・お風呂は患者さんが最後に入り、入浴後はしっかり洗浄する
・目やにや涙を拭いたティッシュペーパーはビニール袋などに密閉して処分する
・人混みへ出かけない
発症後7日から14日で治る場合が多いですが、1カ月程度かかることもあります。
学校感染症に指定されています。
職種によっては、自宅待機することが推奨されています。
まだまだ流行しているようなので
感染しない・させないように、みんなが心がけなくてはいけませんね。
※日東メディック株式会社より